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日本半周記2004年 
           

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日本半周記2004年7月 [2]



クライマックスで、若カップルが、素敵なカップルに成長したところを見せていただいた名古屋も、翌日のお伊勢参りでおしまい。

この日、朝4時30分に起こされた。

お腹が痛くて、トイレに行った。
これが一番効果がある目覚ましなのだけど、しかし、4時半てさぁ、アマテラスさまよぉ〜 やりすぎっ!

一息ついて、再び寝たら、また起こされた。今度は5時半。そして、6時。もう、我慢ならん。寝るのをあきらめて仕度にかかった。

伊勢神宮で、お一人会う約束をしていたので、彼女の自由になる時間まで一人でうろつくことになるし、あまり早く行っても仕方ないだろうと思ったけど、こんなに何度も起こされてしまうのなら、行ったほうが良いんじゃないか?と、逆らわずに、導かれるままに動くことにした。

7時半にチェックアウトし、名古屋駅でコインロッカーに荷物を預け、緑の窓口で、伊勢市から名古屋までと、名古屋から新大阪までと、大阪から金沢までのグリーン車の指定券をいただいて(ジャパンレールパスなので、グリーンの指定券がもらえるのだ)、近鉄へ歩いていったら、ちょうど、8時10分の特急に間に合ってしまった。

名古屋駅から近鉄で伊勢市まで1時間半。

始めに、この電車に乗ろうと思って、ネットで調べていたのだけど、時間的に、チェックアウトして緑の窓口へ行って、荷物を預けて、なんて無理だろうなぁと思っていたのだけど、できちゃった!

お導きよのぅ〜

朝から「おいで〜、おいで〜」と聞こえているし、もう、逆らいません〜







ホームは、4番ホームだったかな?5番ホームだったかな?すでに列車が入っているじゃないですか!

えっと。。。9号車の19番。。。

あった!あった!

しかし、この電車すごいなぁ。
イスが横に三つしかない。
大きくてふわふわしていて、これって普通の特急指定なのだろうけど、グリーン車みたいだなぁ。

なんてご機嫌で座っていたら、車内放送が聞こえた。

「まもなく発車です。」

ああ、お伊勢さんはもうすぐだぁ〜〜

「この列車は、難波まで行きます」

え?あ?賢島行きじゃないの?






この瞬間、ものすごいスピードで、ダッシュをかけて列車から降りていた。しばらく、自分で何が起きていたのかわからなかったけど、列車を間違ったことだけはわかった!

ああぁ〜ん、恥ずかしい〜〜〜!!!

と、駅のキオスクの陰に隠れて、列車が行過ぎるのを待っていた。

なんで、隠れていたんだろう???ははは!






しばらくして、賢島行きの列車がやってきた。これで無事にお伊勢さんへ行ける。

特急指定は同じだけど、車両が違う。
イスが、横一列に4つもあった。

お伊勢参りの列車がこれかぁ。。。
アマテラスさまも、さぞかし残念に思われることだろうよ。
と、嘆きながら乗り込んだ。

珍しく、荷物なしで列車に乗ったものだから、どこか手持ちぶさで落ち着かない。まぁ、それでも、朝早かったし、ぼーっと車窓から景色を眺めているうちに、どうも、気絶してしまったみたいだ。

はっと気づいたら、伊勢市の近くだった。

「起きなさい〜」と起こされた気がして起きた。

家の建て方や作りが違うんですよねぇ。
何よりも驚いたのは、家と家の間や、畑の真ん中、線路端にお墓があったこと。

すぐお墓参りに行けるので、とても便利だと思うのだけど、この光景は北海道でもオーストラリアでも、都市部では見られないので、すごく新鮮だった。

こうやって、ご先祖様を大事にしている人たちなんだなぁ。







伊勢市到着。

暑い。暑い、暑い。暑い、暑い。あついですぅ〜〜〜!!!

アマテラスさま、なんとかしてくださいまし〜〜

あ、でも、今日の天気予報は雨だったんだけどなぁ。
ぱらりとも降ってこないし、この暑さに感謝しなくては〜〜

とりあえず、バスに乗って内宮へ行ってみることにした。約束の彼女は、外宮の近くにお住まいだと言うので、内宮を先に見たらちょうど良い時間かな?と思ったのだけど、どうやら、これが正解だった。

もしかして、アマテラスさまに引っ張られていたのかもね?

だって、朝から、アマテラスさまに起こされて、導かれてやって来ましたけど、外宮にもアマテラスさまがいらっしゃると思っていたので、どちらへ行っても同じだろうと勘違いしていたんですもの。

内宮へ行って、やっとこさ、違いに気づきました。
遅いのぅ〜〜

バスに乗って、町並みを見ながら内宮へ。

あちらこちらに、神社仏閣があって、建て方が独特なんですねぇ。やっぱり、お伊勢さんの町は違うわねぇ。などと、感心しながら内宮へ。

まぁ、どこの神社もそうなんですけど、神社の周りは商売しますよねぇ。。。

中でもバス代が、跳ね上がったのには驚いた。
ローカルな地元民が行く辺りでは、200円とか安かったのに、駅から伊勢神宮へは410円。この違いは、さすが!だわ!







バスを降りてから、どこへ行ったら良いのかしばらく迷い、とりあえず、人について歩いていたら、橋が見えてきたので、そちらへ行ってみた。

もう、朝から、ずぅ〜〜〜〜〜っと「おいで〜」「待ってるよ〜」と呼ばれ続けていたのだけど、ここに来て、その声が近くなってきた。

橋を渡ったら、右手に曲がるのだけど、植木の光が強く見られ、時の流れがゆるくなった。

熱田神宮では、光が増して行ったのだけど、ここは時の流れがゆるくなって行くのか。。。と感心しながら歩いていた。

家族連れや、背広を着た人たち、お土産屋さんに案内されて来た、観光客たち、さまざまな人たちを眺めながら、奥へ、奥へと歩いていった。

鳥居を一つくぐった。

さぁ〜〜〜っと、つき物が落ちたように軽くなった。
しばらく、軽さになれるまで、歩調をゆるめた。

五十鈴川を渡った。

完璧な聖域。

ここは、日本だけど、別世界だった。
3次元の宇宙に存在する場所じゃない。
ここの本体は、もっと高次元だ。

うぅ〜ん、良い言葉がみつからない。。。
なんて言ったら良いのだろう。

この景色、3次元のこの景色が、幻だと言えば良いのかな。立体映写機で見せられているんだと言えば良いのかな。

うまい表現が見つからない。

さすが、アマテラスさま。
彼女の、この仕事を見せていただいただけでも、来た甲斐があったと思った。







左手に建物が見えてきた。
お神楽の申し込みはそこでするそうな。

普通のお神楽を申し込んだ。
1万5千円なり。

申込書に「願い事」と書かれていて、はて、困った。
とりあえず、家内安全と健康を祈っていただくことにした。

ところが、お時間が20分ばかしかかるそうで、それでは、先にアマテラスさまにお会いして来る事にした。

湿った砂利を歩きながら、奥へ奥へと進んでいく。
空気が軽くなっているようだ(薄いとは違う)。波動に酔いだしそうな自分を抑えていたつもりでも、頭の中は飛んでいた。

「あなたに会いに行きます」

を、念仏のように、頭の中で繰り返している自分が居た。
今思うと、怪しすぎ!!!

まぁ、そのときの自分は、自分のことを怪しいとは思っていませんでしたからねぇ。せっせと歩いていたわけです。

左に開いている土地が見えた。

20年ごとの遷宮のための土地らしい。
そして、その隣にお待ちかねの内宮、本宮。
階段を30段くらい上り、お賽銭を投げて、お祈り。

115円。

百十分、ご縁がありますように。

普通は、15円なのだけど、100円きばってみた。

二礼二拍一礼。

ぱんぱん!と手をたたき、アマテラスさまにご対面。

前の日に、熱田神宮へ行ってきたので、そこからお預かりしたメッセージをお渡しして、ご対面できてありがとうございますと感謝させていただいた。

すると、キラキラと周りが光だし、ピンクのエネルギー玉をいただいた。「胸に入れておきなさい」と言われ、言うとおりにしたら、胸から体中が、ぱーっと光り、目をつぶっていたのに、とてもまぶしく感じた。

ああ〜ありがとうございますぅ〜〜〜

体の底から力がみなぎるって、このことを言うのかなぁ?
疲れもなにもかも、一気に吹き飛んでしまった。
なんて素敵な贈り物なのだろう。
ありがとうございましたっ!!!

どーも、私のガイド様とアマテラスさまは、同じようなところにいらっしゃるみたいで、ご両人、お互いをご存知のご様子。

へぇー!へぇー!へぇー! トリビアの連打状態になっていた。

そこで「それでは、お神楽を楽しんでいらっしゃい」と言われ、神楽殿へ戻っていった。






神楽殿へ戻ると、すぐに冷房の効いた待合室へ通された。
そこには、背広を着た男性が6〜8人(よく見てなかったので正確な数字はわからなかった)がいて、なにやら関西弁で話をしていた。

確か、彼らは私がお神楽を申し込んでいるときに、横にいた人たちだよねぇ。。。と思って、お話を盗み聞きしようとしたけど、方言がきつくて何を言っているのかわからなかった。

お神楽を待っている間に、お神楽の話題は話さないよねぇ〜

わはは!と笑い声も聞こえたけど、どーして笑っているのかわからないというのは、同じ日本人としてさびしかった。

さて、お時間が来て、神楽殿へ案内された。
手水鉢で、手を洗い、口をゆすぐ。
白い、手拭用の紙があったので、使わせていただいたのだけど、ゴミ箱が見当たらず、持ち歩く羽目に。。。 アンバランスだなぁ。。。

神楽殿は、お寺のお堂のようだったけど、正面にご本尊はなく、その代わり、白木の簡素な腰の高さのテーブルがあった。

向かって左手に榊があり、右手に鏡があった。

両側には、雅楽の和楽器が置いてあり、生であの演奏が聴けるのだと、心が高鳴った。

横一列にみなさんが正座したので、私もまねして正座してみた。
しかし、冗談じゃない、正座なんて何年もしてないし、日本の葬式も法事もでていないから、足が持ちこたえられるとは思えない。

どーしよー。。。

と、思っていると、若い神主さんがいらして、かしこみかしこみとお祈りをしてくださった。

その後、ぞろぞろと、和楽器を演奏される方々や、踊りを踊られる巫女さん、物を運ばれる巫女さんたちが、全部で10人くらい入ってきて、所定の位置に正座した。

ちょっと音楽を演奏してから、偉い宮司さんが入ってこられ、一人一人の名前と住所と願いごとをアマテラスさまにお知らせくださり、願いが成就されますようにと祈ってくださった。

荘厳なひと時。

誰かが、私と家族のために祈ってくださり、その祈りは、静かに、宙へ舞い上がる。

音楽は、祈りを絡めて、渦を巻いて天へのぼっていく。

巫女さんたちは、4人で同じ動きをしながら、祈りが無事に聞き届けられるのを手助けする。

彼女たちの美しい動きに気をとられて、邪気たちも祈りに障ることはできない。

素晴らしい空間だった。







でも、足が痛い。。。

ああ、この空間を楽しみたいけど、足が痛い。。。

うぅ〜ん、これは拷問だなぁ〜〜

あ、気にしなければ、いいんだ!
気にしないで、ほっておこう!!








でも、いたい!
我慢できないぞぉ〜〜〜








そこで、ふと、足がしびれて歩けない自分が見えた。

あ、そうか、足がしびれると歩けなくなるんだった。
こっちの方がかっこ悪いぞ、きっと!!!


思い切って足をくずした。


ひざから先へ、血液が一気に流れ、また、ひざの上に戻っていくのが分かった。その流れは、体感できるほどにすごく、足をくずしたら痛みから開放されると思っていた私は、ここで、さらなる痛みを体験しなくてはいけなかった。

いででででででぇ〜〜〜〜〜!

目の前では巫女さんたちが、優雅に踊ってくださっている。

ふと、アマテラスさまを思い出した。
「ガイド様、助けてくれ〜〜〜 」と祈ったら、二人の笑い声が聞こえてきた。

こ、こ、この人たちはぁあああ〜〜〜!!

どーやら、この人たちは、お神楽で足がしびれて苦しんでいる人を笑える人たちだった。確かに、可哀想だけど、その姿は可笑しいだろうなぁ。。。と、思う。ははは!





お神楽も終わり、全部全部終わり、左手にあるカウンターへ行ったら、素焼きのお皿にお神酒を入れてくれて飲み、お皿は紙に包んで持って帰るようにと言われた。

お酒は飲めないのだけど、ちょっと舐めさせていただいたら、何とも言えない、香しい芳香で、かなりエネルギーの入っているお酒だった。

隣の窓口では、紙袋に入ったお土産をくださった。
なんだか、たくさん入っていてとても重かった。

さすがお伊勢さん、気前良いなぁ。。。
1万5千円しか払ってないのになぁ。。。

その後は、神社でお土産を買って、商店街へ出た。
お腹が空いたし、何か食べようかなぁ。。。とお店を探してみたけれど、どーも入れない。

なんて言ったら良いのかなぁ、体が受け付けてくれない。

仕方ないので、焼き物のお店なんかを見ながら、おかげ横丁へ歩いて行った。

しかし、暑い、暑くて暑くて溶けそうだった。
うろうろしていたら、見えたよ「赤福氷」。
これを食べずに帰れるか〜!
幸い、広い休憩所があったので、そこで氷を食べていたら、お伊勢の彼女がやってきた。

実は、彼女、東京でセラピーをしていたのだけど、どーも時間オーバーが得意な稚恵子は、1時間で終わらすことができず、新幹線の時間に間に合わなかったので、不本意ながら途中で中断になってしまった人だったのだ。

わざわざ、内宮までご足労いただきありがとうござんした。

彼女も、暑かったので、赤福氷をゲット。
二人でしゃきしゃき、食べていた。

そこで、彼女にお神楽のお土産について聞いてみようと思い、なにやら紙を開いてみると、そこには「大々神楽」と書かれていた。

何度見ても「大々神楽」

これって、確か30万円だったかなぁ。。。
そんなに払ってないぞぉ〜〜〜!!
あれま、神様に借金しちゃったのかなぁ〜〜
焦ってしまった。

で、よく考えてみたら、あの背広の団体。
確か、祝詞のときに、会社の名前を言っていて、商売繁盛のご祈願と男の本厄のお祓いをされていたような。。。

って、ことは、彼らに便乗して大々神楽を見せていただいたって事か?

ひぇ〜〜!!これまた、なんて、らっきーなっ!!

しかし、伊勢神宮は太っ腹だぁ〜
小額でも、彼らと同じお土産を持たせてくれたのだからぁ。
ありがたや、ありがたや〜〜〜

それから、なんだかんだとお話して、時計を見たら12時過ぎている。あらら、名古屋への列車は14時なのだわ。行かなくちゃ。

ってことで、タクシーに乗って外宮へ〜〜〜

タクシーの中で、まだ終わってなかった、ラベンダーへのエネルギー注入をしていたら、運転手さんが怪しい?という顔で、バックミラーを何度も覗いていた。

やっぱり、怪しいんだろうなぁ。。。(汗)

しかし、さすがお伊勢の子。
入ったものは、なんと!先ほど、アマテラスさまがくださった、ピンクのエネルギーボールだった。

ここで、稚恵子は気づいた。
なぁ〜んだ、あれは、彼女へのお届けものだったのかぁ〜

まぁ、しばらくの間、ご一緒させていただいたので、私にもアマテラスさまのお力があるし、良い思いもさせていただいたし、こちらこそありがとうだわねぇ〜

なんて、お話をしているうちに、外宮へ。

欲しいものは何でもくださるという、太っ腹の神様がいらっしゃる外宮。

しかし、なんか寂れてません???

大鳥居にかかっている、榊の枝が枯れていた。
ああぁ〜 豊受の神様、大丈夫ですかぁ〜〜〜
もちっと手を入れてやってくださいよぉ〜 みなさん〜

お参りしたら、いきなり
「何が欲しい?」
「私名義の安定した家が欲しいです。もうちょっと大き目の車も欲しいです。そして、それらを維持できる経済力が欲しいです」

願い事は、子供たちを育てる親のものだった。ははは(^^;)

「その願い、成就された」

さぁ〜〜〜っと、風が吹いて、本宮を遮っていたカーテンが揺れた。

「神様、お疲れのところ、ありがとうございます。」

奥の三院は、今回は時間がなかったので行けなかった。次回はぜひ行ってみたいと思った。

外宮から、駅までは歩いていける距離。
しかし、お土産屋さんがないです。さびしいのぅ。
やっぱり、商売は内宮ですかねぇ?

そう言えば、アマテラスさまはやきもち焼きの神様だから、カップルでお参りに行くと、仲を裂かれると言われているそうだけど、そんなに了見の狭い神様じゃなかったです。

でも、うそつきが嫌いな神様らしく、相手を騙していたり、根性悪く利用していたり、そんなパートナーとご一緒の場合は、ちゃんと縁を切ってくださる、親切な方とお見受けしました。

そんなに別れるカップルが多いのでしょうかねぇ?
みなさん、無条件の愛をパートナーに捧げていますか?
ははは〜!






ああぁ〜、でも、おなか空いた。
駅に何か食べるところがあるよねっ!ってことで、駅構内のうどん屋さんへ行った。

私は、冷やしうどん。
彼女は、伊勢うどん。

伊勢うどんて忘れていた。
暑さにやられて、冷やしを頼んでしまったけど、そうそう、伊勢うどんて、たまり醤油で作るうどんで、伊勢独特の食べ物だった。

彼女も、伊勢の子なのに、冷やしうどんなど見たことが無いと言う。

結局、交換して、両方とも堪能してしまった。
あぁ〜 うまかったよぉ〜〜〜

アマテラスさま、お導きありがとう!!!

列車の時間は、14時10分だっけ?
携帯のアラームを14時03分にセットした。

あーだうーだ、くっちゃべっていると、アラームが鳴った。
うどん代は前金だったので、食べた後のどんぶりを片付けて改札に行ったら、ちょうど列車が入ってきた。
それじゃーねー!ばいばい〜!
と、改札をくぐりながら「あれ?早いんじゃないのかなぁ?」と思ったら、なんと!列車の時間は14時05分だった。
ああ〜!もうちょっとで乗り遅れるところだったよぉ〜〜!

快速みえで名古屋へ。
名前はカッコいいのだけど、二両編成の電車だった。
おなかもいっぱいだし、朝も早かったので、うとうとしていたら、名古屋に着いていた。

新幹線の時間まで30分ちょっと。

荷物をコインロッカーから出して、はて、困った。
だって、お神楽のお土産がやたら大きくて、これで荷物が三つになってしまったからだ。

その上、名古屋のお土産に赤福が欲しいと、大阪の友達が言っていたので、ぜひ、持っていかねばならない。

担がねば!今は、なんとしてもホームへ行かねば!!

新幹線のホームへ行ったら、冷房のかかっている待合室があり、そこへなだれ込んだ。
あつい上に、荷物が重いので汗だく〜
化粧もはげまくっている。
もう、いいや〜〜〜

新幹線は、例のごとく、禁煙のグリーン車。
誰もおらず、のんびりと二人がけの席に座って一路大阪へ。

関が原を通ったら、いつの間にか京都に入っていた。東山のトンネルをくぐると京都タワーが見えるんだよん♪

それで、駅に着いたら、白い京都タワーが。。。見えなかった。。。

なに?あれ?あのでかい建物はっ???
八条口も、デパートみたいなスーパーみたいな、お店があったりして、すごく開けているじゃありませんかっ??

新幹線から、京都の町並みが見れずに、さびしいなぁ。。。と思っていたら、東寺が左手に見えた。
ああ、あのお寺は変わらないなぁ。

西本願寺は、お寺を修復していた。







新大阪の駅から、なんとか乗り継いで大阪駅へ。
途中、ホームからエスカレーターで、下ろうとしたら、後ろからおじさんが荷物を蹴ったので、はっ!と振り返ったら、なんと!おじさんは、蹴った足を宙に浮かせて固まっていた!!

ははは!君が蹴ったのは、恐れ多くも、お伊勢さんのお神楽土産ですぞ!!

しかし、大阪のおじさんが、固まった姿を見たのは初めてで、意外で、おもしろかった!ははは!

って、そんな大事な袋を、キャリッジにぶら下げてないで、ちゃんと持って歩けよ〜 とも思ったけど、重いんですよ。とにかく重くて、どーでも良い状態だったのだぁ〜

ところで、大阪駅って、梅田ってところにあるんですか?なんだか、わからなくなってしまった。

さて、大阪駅で、困った!
荷物をどーやって下ろしたらいいんだ???
エレベーターもエスカレーターもない。上りはあっても下りが見つからない。

困って、駅員さんに聞いてみたら、やっぱり無いと言う。
あれまぁ〜 とがっかりしたら、駅員さんが持って降りてくださった!!

アマテラスさまのご利益かしら〜〜 ありがとうございます〜
おじさんも、もっともっと良い事があるでしょう〜!

大阪駅の改札を出るときに「グランヴィア大阪ってどこですか?」と違う駅員さんに聞いたら、「そこをまっすぐ行って、左手の大丸のビルです」と言ったので、左の壁伝いに歩いてみた。

途中、階段を降りたのだけど、これをまた上るのかと思ったら、がっくりしてしまった。

せっせと歩いて大丸発見!

でも、グランヴィアはない。

もちっと先か?と思って歩いていたら、「丸ビル右」の矢印が見えた。市営バスはこっち。。。って、え?ここ、どこ???

とりあえず戻ってみた。

ずっと下り坂だったので、帰りは大変だった。
重い荷物(このとき、20キロをゆうに越えていたと思う)を、引きずりながら、ずんずん上っていったけど、やはりグランヴィアはなかった。

ふと、大丸を見ると、おねーさんがチラシを配っていたので、グランヴィアの場所を聞いてみたら、1階が玄関だと言う。

重い荷物を持って、疲れきっていたので、目の前のエレベーターで上がろうかと思っていたら、親切なおねーさんは「あちらのエスカレーターで上がられると良いですよ」と、10メートルほど先のエスカレーターを見せてくれた。

エレベーターは2メートル先。

でも、ここで親切を無駄にしちゃいけないっ!

稚恵子は歩いた。これが、大阪流の親切なんだ。
おねーさんの愛を力に、エスカレーターへ向かった。
北海道なら、歩かせるような案内はしないだろうなぁ。。。いやいや、両方教えてくれるだろうなぁ。。。などと思いながら、エスカレーターを上っていた。

この地域差が、なんだかおかしくて、大阪の親切を受け取るのも悪くないなぁ。。。思わずにやけてしまった。。

さぁて、グランヴィア大阪に到着。
素晴らしく近代的なホテルで、新しくて、素敵だった。
駅に直結しているのに、料金はさほど高くないし、なんてったって、ホテルマンやベルボーイたちがプロだった。

素人サービスのホテルには辟易していたので、この切れ味のいいホテルは、とても気持ちが良かった。

ちなみに、素人サービスってのは。。。

ホテルだって、できる事とできない事があるわけです。客は、ホテルによって何ができるのか分かりませんので、聞くわけです。

その返答は、事務的であるのが切れ味の良いホテルで、感情論や分かってくれ論法に出るホテルは、三流以下です。ホテルのルールを押し付けるのは、もはや、素人の趣味です。ホテル業とは言えません。







ロビーにはお友達が待っていてくれた。
神戸のMちゃん。
これから、一緒に神戸に行って、震災の後を歩いてくれる、新婚ほやほやの彼女だ。

三ノ宮では、もう一人お友達と会うことになっていて、ちょっとしたオフ会のノリ。




お話は、まだまだつづく〜〜


 

 

 

 

〜案内人 稚恵子〜

お問い合わせ chieko@manaworld.net 稚恵子  

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