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木々が揺れる音トップ 「マナ」の意味 日本半周記2004年 1 2 3 ワークショップ参加者の声 ・2005年東京、福岡 ・2006年ドルフィンスイミング 鞍馬寺2005年 1 2 3 高千穂2005年 1 2 ドルフィンスイミング2006年 序 1 2 3 4 5 |
■高千穂旅行記 1 高千穂は、20年位前に仕事で毎月通っていた場所だった。 通っていたと言っても、お昼ご飯を食べに立ち寄る程度だったけど、そんな旅程の多い中、一度だけ時間が余ったと言うことで「天岩戸神社」へ立ち寄ったことがある。 あれは、3歳年下の彼と別れる、別れないでもめていた頃で、どんよりと重く、ぶーっと暗く、ひどい状態だったのだけど、天岩戸神社の鳥居をくぐったとたん、ざぁ〜〜〜っと、下から上へシャワーを浴びたみたいな感覚が起き、私に乗っていた全ての重いものが、一瞬で消えてしまったのだ。 それは、あまりにも突然で、何の前触れも無かったし、だいたい、エネルギーがどうとか波動がどうとか、まったく知らなかった頃だったので、自分に起きた現象が理解できず、どうして、どんよりできなくなってしまったのか、とっても不思議だった。 ただ、一つ学習したのは「天岩戸神社へ行けば、スッキリできる!」ということだった。 しかし、長い間、そう最近(2004年)まで、あそこは「高千穂神社」だと、大きく勘違いしていたのだった。ああぁ。。。神様、ごめんなさい〜〜〜 まずは、幣立神宮で一人待ち合わせの方がいらっしゃったので、彼女に会いに車を走らせた。社内は、明るい笑い声が絶えず、なんだか、子供達と一緒に旅をしているような、ほんわか暖かい気分でゆられていた。 幣立神宮へ到着する前に、ちょこっとお茶したのだけど、あれ、まずかった。 トイレに行きたい!マックスいっぱい!これは、これは、大変な騒ぎなのだぁ〜! なんでも良いから、どこでも良いから、トイレくださいっ!(大汗) はじめにお昼ご飯を食べに行こうと思ったのだけど、行こうと思ったレストランは休業だし、それじゃ、神社のトイレに行きましょうって事で、階段を登った。 登る登る、うぅ〜〜!!! ころしてくれぇ〜〜〜!!!! やっとこさ、手水鉢にたどり着き、鳥居をくぐり、別世界へ入ったのもつかの間、私はトイレを探していた。実は、拝殿では神主さんが、正式参拝のために、記帳している人を待ちながら、お話をされていらっしゃったのだが、気づきもせずに、トイレへ直行!!! 気を取り直して拝殿へ行くと、神主さんと目が合ったので、恥を掻き捨て「上がっても良いですか?」と聞いてみた。問題なく、一緒に上がらせていただき、白い上着を渡され、まるい座布団に座り、正式参拝が始まった。 このとき、気づかなかったのだけど、台帳に記帳していなかったから、神様の前で名前を呼んでもらえなかったのよねぇ。もうちょっと待ってても良かったかもね?と思ったけど、終わってから名前を書いたし、読み上げてくれたよねぇ〜 神主様〜〜〜 正式参拝の手順は以下。 1. 神棚に向かって左側にあるテーブルで名前と住所を筆で(!)記入する。 2. 神棚のある部屋の前に、御玉串(お金)を置く台があるので、あらかじめ封筒にピン札を入れて用意したものを置く(時間がなければ、最後でも良い)一人1000円以上が目安。 3. 神主さんに上着を渡されたら、正式参拝の始まり始まり〜 4. 神主さんが二礼するときは、一緒にする。 5. 一通りお祈りが終わり、木の枝を神棚に捧げるのに呼ばれる。 6. 枝を受け取り、一礼をしてから神棚に近づき、ひざまづく。 7. そのまま、くるりと枝を回し、下の方を向こう側に向けて神棚に枝を置く。 8. 二礼二拍一礼でご挨拶をして下がる。 ぜんぜん、難しく無かったです〜〜 なんだろう、彼は普通の人だし、彼の声は普通の男性の声なのに、どこかしら嬉しくなってしまうような響きがある。ずっと見ていたくなるような顔だけど、彼は、ハリウッドスター並みのハンサムでもないし、若いジャニーズタイプでもない。 心地よい、声のトーンに揺られながら、靖国神社って国のお位牌なんだぁ。。。 A級戦犯がいるのは、ご自分のお墓であって、靖国神社には神様になった人しかいないんだぁ。。。 日本人はみんな死んだら神様になるんだぁ。。。 うっとりぃ〜〜〜 そうこうしながら、人が入れ替わり始め、私たちは訪問ノートに記帳をはじめた。私が書いている時に、日本の住所が良いのか、オーストラリアの住所が良いのか、わからなかったので困って、一緒に行った人に聞いていたら、神主さんに「みなさんはどこからいらしたの?」と聞かれ、一緒に来た子が「彼女はオーストラリアから来たんです」と言ったとたん、それからの神主さんの言葉が天のお告げに変わった(笑) 私は、毛筆で、どーやってオーストラリアの住所を書こうか悩んでいたので、かなりいい加減に、聞いたようなものだったのだけど、要約すると以下。 「日本人が海外にいるってことは、日本を伝えるために居るんですよ。しっかりと、日の元日本の光を伝えてください」 ってところだろうか。 もちろん、神主さんは人を集めて説教するようなことは意味していない。 日本人のパスポートを持っている以上、海外では嫌でも日本人と答える機会も多いわけで、何かにつけて、日本とオーストラリアの比較について、話をさせられてきた。 「あなたは、オーストラリアで日本を伝えるために、そこに居るんですよ」 ああぁ。。。私が、海外に出たかった理由が、一つ見えた。あんなに前から、私は、海外で日本を伝えたかったのか。お茶も、お花も、日本人らしいことは何一つできない私が、どうやって海外で日本を伝えられるのか、その後、しばらく考えていた。 その答えが具体的に見えてきたのは、二日間の高千穂の旅が終わる頃だった。 結局、神主さんは、全ての人は平等で同じであると言っている。靖国神社の話がそうじゃないか。昔の人の話だって、自分の祖先だと思って学べば、徳川家康も織田信長も、自分のおじいちゃんになるわけで、やっぱり、自分のルーツは知りたいだろうし、真面目に勉強もするだろうとも言っていた。 なんというアファメーションだろう。 これが、幣立神宮の力なんだと、この神社の本当のエネルギーを身体で感じた瞬間だった。 そう、人類みな兄弟、上下も肩書きも無く、誰もが平等に天の元で生きているんだってことを、私が自分の生き方を通して見えるようにしていけば良いんだなぁ。 曲がってしまう心を律し、まっすぐ生きるだけで、日本を伝えることはできるんだ。 心の中にある、実現したい社会をいつもありありと描き、その社会を実現するために、まっすぐ生きる。それが、私が海外にいる意味で、それを伝えてくれる次世代を育てるのが私の仕事。 日本かオーストラリアかと、住むところについて悩み考えるのが、ほとんど習慣化していた私には、とても目が覚めるような啓示で、大きなウロコがぼろりと目から落ち、とたんに視界が明るくなったような気がした。
実は、今年はお伊勢さんへ行けないので、アマテラス様に「行けずにすみません」と謝っていたら「良いのよ、高千穂でお会いしましょ♪」と言われたので、高千穂は天孫降臨の場所だから、御神体でおられるのだろうと勝手に思っていた。 これには、一同、驚きだった。 だって、その内宮のお社の波動は、伊勢神宮の内宮のそれとおんなじだったからっ!横には、外宮から三柱の神様がおられる、一つのお社があった。 外宮は、本殿しかお参りしたことがなかったので、これはチャンス!とご挨拶をさせていただいていると、おおぉ〜〜!一つのお社に、確かにエネルギー体が三つあるではありませんかぁ!! 一つのお社に、ご神体が何体かおられるのは、ぜんぜん珍しくないのだけど、それがハッキリと3体いると分かってしまったことに、一人で驚き盛り上がっていた。 感動に浸りながら、雨の中をみんなで歩き、下り坂を下ったら、なんだか水田のような場所と、小さな沼が見えてきた。その沼には龍が封印されておるそうな。 その脇を抜けたら、小さなお社があり、水の神様が祀られていた。祠の左脇には、二つの竹筒から水が流れてきており、これが、それぞれ、軟水と硬水。 普通、一つの場所から、両方の水が湧き出ることはあり得ず、この場所は、それだけで、他とは違った地場を持っていると言うことができるが、その原因は、まだ解明されていないから分からないってことにしておこう〜!(^^) がぶがぶ飲んで、お土産にボトルに詰めたら、来た道を登って神社の境内へ戻った。 拝殿で、お参りに来た人にお話をされていた神主さんに軽く会釈をして、幣立神宮を後にした。階段を半分くらい下がると、左に道が伸びており、100メートルくらい行ったところに、大きな杉の木があった。 樹齢600年?800年?忘れてしまったけど、時が止まっているような木の枝に、たくさんの森の精らしきものが座っていた。ジブリに出てくる木霊みたいな感じ。わかったのが私だけじゃなかったし、一人で怪しいやつにならずに済んだのが幸い。へへへ。良かった(^^) あーゆー場所で、私と一緒にいると、どうも回路が開くらしく、見えたり聞こえたり感じたり、いろいろできるようになってくれたので、どこへ行ってもみんな一緒に楽しめたので良かったな〜! 幣立神宮を後にして、お昼ご飯を食べるところを探していたのだけど、結局、清和道の駅へ行った。ここは、清和文楽が有名で、その日も、人形浄瑠璃が行われていた。 そこで、春の膳を注文して、だご汁なるものに感動した。 お土産を仕入れたら、一路高千穂へ〜〜〜 雨が降っていたけど、高千穂へ到着したら小ぶりになっていたので、あれはきっと禊の雨だったのだろうと話していた。 幣立で禊を終えて、初めに行ったところは「天岩戸神社」。 鳥居前の駐車場で、お土産やさんにふらりと入ってみると、お茶をただでくれるって言うじゃない?せっかくだから、日向みかんのお茶をご馳走になった。 さて、みんなそろったところで、鳥居をくぐり天岩戸神社の境内へ入っていった。 ちょうど、団体さんが入られたので、一緒にお祓いをしてもらい、ご神体の天岩戸の見えるところへ着いていった。 ああ、相変わらず、エネルギーの良いところだわ。 それから、拝殿にお参りすると、そこにはアマテラス様のお姿ではなく、自然霊がいらっしゃった。一体とか、数では表せない。そこにおられる全ての自然霊が、ひとつの塊になり、また、一つ一つ独立しているような、自然霊独特のエネルギーだった。 拝殿をでて、20年前に行けなかった、天の安河原へ向かった。 そこは、隠れていらっしゃる天照大神を、どうやったら岩戸から出せるのか、神様達がそろって相談された場所だった。 確かに、天岩戸から少し離れており、相談するには内容を聞かれる心配も無い、良いところだった。 現在は、その辺りに石を積んで、祈りを捧げると願いが叶うと言われているそうな。 その上、ほこらは、積んだ石の間をぬって行かなくちゃいけないって、これって、病院に入る前に、入り口で喫煙している人の出すタバコの煙ゲートを通ってから、建物に入らなくちゃいけないのと同じよねぇ〜〜〜!!
普通に行こうとしたが、やっぱり、鞍馬の時みたく、押し出されてしまったので、ちょいと気を入れて「うん!」と道を開き、その隙にスタスタと鳥居をくぐった。 一緒に来ている人たちも、遅れずについて来てくれた。ここまで来たらだいじょうぶ。 祠にお参りすると、そこは、別世界だった。 正直、鞍馬寺ではご本尊の像が、人間の願望エネルギーにまかれていらっしゃったので、こちらの祠も。。。と、思っていたら、なんと、人の願望などまったく触ることのできない、奇麗な地場を維持されていらっしゃった。 お参りした後、捨てられた願望と念を少し上げてみたが、上げるしりから念が押し寄せ、ある意味、飽和状態になっていた。自称でも他称でも、お力のある方は、ぜひ、浄化へ足をお運びくださいまし。 しかし、弱っている方、元気のない方は、絶対に近寄らないように。 ま、私の今回の高千穂訪問の目的は、神社浄化じゃないので、これは、どなたかできる方にお任せすることにして、天の安河原を後にした。
ちなみに、邪気邪念のある石積みの場所は、神社の境内ではありません。 この旅館、とってもレトロなんですが、お風呂がせまいせまい! 本当は、息子さんが延岡に住んでいらっしゃるので、そこへ泊まらなくちゃいけないのだけど、お嫁さんに気を使うから、高千穂で二人でゆっくりとビール飲んで楽しみたいのだそうな。 二人の息子さんの家には、このご夫婦の部屋がちゃんと用意されていて、好きな時に来て良いと言われているし、近くに寄ったら滞在しなくちゃダメだ!と言わんばかりに、携帯で探されてしまうと嬉しそうに言っていた。 「山は自然が美しいです。奇麗な花も景色も、そこへ行かなかったら見れないんですよ」 この言葉に感動したKちゃん、これが、高千穂から彼女へのメッセージだったそうな(^^) 夜は、8時から高千穂神社で観光神楽があり、いそいそと歩いて出かけて行った。観光神楽おもしろい! 11月からは、高千穂のお祭りがあって、神楽宿では無料でお酒や食事が振舞われるそうな。誰でも自由に入れるそうな。 夜中の2時を過ぎると、小学生から高校生まで寝静まり、やっとこさ大人の時間が来るわけだが、この辺りから行われる神楽は、イザナミとイザナギがお酒造りをはじめ、酔っ払った二人が見物客を抱き寄せたり、イザナギの浮気相手をイザナミがつきとばしたり、お客をいじったあと、二人で仲良く家に戻り、夜の営みをしましたとさっ ってなお話です。 本当は、もっと長い神楽だという話だけど、その夜は観光神楽ってことで、さわりだけちょこっと見せていただきました。 これって、神楽って名前の劇だよねぇ。。。伊勢神宮とはぜんぜん違う内容で、別の意味で感動してしまった。。。
運転手のAちゃんは、浴衣の下にパジャマを着込み、明日があるから〜 と言って、10時には寝てしまった。私は、しばらくテレビを見てから寝た。 朝起きたら、旅館の枕がよろしくなかったようで「稚恵子さんの枕うらやましい〜」と二人に言われてしまった。。。ははは。。。許してくれ〜〜〜 朝ごはんを食べて、私の顔と同じルーツがありそうな女将さんにご挨拶をし、私たちの旅は、再びつづく。
〜案内人 稚恵子〜
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