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木々が揺れる音トップ 「マナ」の意味 日本半周記2004年 1 2 3 ワークショップ参加者の声 ・2005年東京、福岡 ・2006年ドルフィンスイミング 鞍馬寺2005年 1 2 3 高千穂2005年 1 2 ドルフィンスイミング2006年 序 1 2 3 4 5 |
■ドルフィンスイミング2006年1月 1月10日(火) とうとうこの日が来た。 昨日、私のベッドと娘のベッドを、我が家のスペアルームに運び、洗濯したシーツをかけて、買ったばかりのブランケットと枕にカバーをかけた。 同様に、息子の部屋も、ベッドを2台用意して、新しいブランケットと枕にカバーをかけた。 この日のために、去年から新しいブランケット4人分と枕4人分を買って用意していたのだけど、やっと使う日が来たのだぁ〜(^^) 私と娘の部屋は、クィーンサイズのエアーマットレスを膨らまし、シーツをかけてブランケットと枕を二人分置いた。 息子は、リビングのお気に入りのソファーで寝るし、これでオッケー。 みんなが来てからのランチも用意した。 ちょっとリッチなスーパーで、イタリアンのアンティパストやロースト野菜、オリーブのマリネ、チキンとボコンチーニチーズのサラダなどを購入。 オーガニックの自然酵母のパンも買ったし、搾りたてのフルーツジュースもフルーツも用意した。 これで、お腹空かないよねぇ(^^) マクロビ対策もとりあえずバッチリ!乳製品と卵、肉が入ってなかったら、なんとか食べられると聞いたので、一応、食べられるものを用意してみた。 朝8時ちょっとすぎに、一足先にホームステイでメルボルンに来ていたあっちゃんと空港へ行ったら、あやちゃんとえっちゃんがすでに到着していた。えっちゃんは、あやちゃんよりも30分遅く到着し、マクロビのために日本から食料品を持ってきていたから、さらに検査による時間がかかると思っていたのだけど、意外と早く出られたらしい。早朝は税関も空いているのだろうか。 後は、成田から,のりちゃんときくりんが到着するのを待つだけ。 えっちゃんは、時間があったので、空港のシャワーに入ってきた。
あやちゃんは、日本で風邪をひいていて、あまり体調が良くないと言っていた。うん、久々に会ったのだけど、なんとなく肌もくすみ、疲れた様子。 でも、これが精神的なものだなんて、その時の私は気づかなかった。 えっちゃんがシャワーから帰って来て、あやちゃんも行こうとしたのだけど、もうすぐ9時半になるし、それまでには二人は出てくるだろうから、もうちょっと待つことにした。 しかし、待てど暮らせどやって来ない! 1時間待った、1時間半待った。2時間待った。やっと出てきた。 税関を通るのが大変だから、食べるものを持ってこないようにと言ったので、持ってきてないはずだし、荷物を受け取ったら、そのまま出てこれるはずなのに、何が起こったのか?と聞いてみたら、荷物が出てくるまでに1時間かかっていたそうな。 そしてその後、税関申告の無いグリーンの出口へ言われたとおりに行ってみたら、さらに人がたくさんいて、そこでも並んでいたそうな。 そーいやー、去年、イスラム教のグループから、メルボルンをテロのターゲットにするって声明があったし、実際、去年、シドニーでイスラム教グループのメンバーが17人、一挙に検挙された事件があったなぁ。 ああ〜 それにしても、到着早々、オーストラリアの洗礼を受けてしまったメンバーであった。。。(哀)
空港でレンタカーを借りて、一路、我が家へ。 運転手は、某イギリス人宅にホームステイ中のあっちゃん。 「道、わかるよね!まっすぐ行けば良いからさ!」 大丈夫だろうと思って、そう言ったら「わかりませんよ〜〜!!!」と叫ばれた。 あ、やっぱりダメだったか(笑) 空港は北の方にあるので、砂漠が近く木が少ないために、見晴らしがよく遠くまで見渡せる。そんな道を高速道路で走り抜け、北の住宅地を通ったが、そこも新しい住宅地なので、大きい木が少なく、道の両側には建物ばかり見える通りだ。 そんな町並みを見ながらぶーんと30分くらい走り、坂を上り、下ったら、いきなり目の前に緑の海が広がり、えっちゃん思わず「別世界みたい!」と言っていた。(^^) そだよねぇ〜〜〜 建物ばっかりの景色だったのに、坂を上って、上りきったところから町並みを見たら、木しか見えないんですもの〜(笑) 緑が広がっているってことは、一件の敷地面積が広く、大きな木が庭に植えられているし、街路樹もかなり太い証拠。つまり、古い土地だってことね。 家も築100年なんて物がゴロゴロあり、メルボルンではこんな古い家を改装して住むのがステイタスなのだそうだ。確かに、外見はひどいボロボロでも、中に入ってみたら、最新型のキッチンシステムとイタリアン家具。奇麗にペンキが塗られた壁など、外観からは想像もつかない美しい家が、たくさんあるのだった。 そーこーしているうちに、我が家に到着。 お家で留守番をしていた、たけちゃんとみまちゃんがお出迎え。たけちゃんは、力持ちだから、スーツケースを持って階段を上り問題なく家に運んでくれた。 しかし、のりちゃん、きくりん、あなたたち、そのスーツケースに何が入っているんですか? たった一週間なのに、どーしてそんなに荷物が多いの??? みんなを、お部屋に案内して、それぞれ、シャワーを浴びたり、顔を洗ったり、歯を磨いたりしている間に、私は、ランチの支度。 トーストを焼いて、お皿の上に乗せて渡すだけ。 あとは勝手に、アンティパストとかサラダとか乗っけて食べてもらう。 こういう洋風のランチには慣れてないらしく「これは?」「え?どーすんの?」なんて、こちょこちょ話をしながら、みんな楽しそうにあれこれつまんでいた。 トーストをフォークとナイフで上手に切って食べるのって、日本ではあまり無いかもねぇ。 オーストラリアじゃ、ピザもフォークとナイフで切って食べます〜 しかし、いやいや、余るかなぁ〜 と思ったら、見事になくなってしまった(笑) 美味しかったんだなぁ〜(^^) 良かった良かった(^^) ささ、片づけをしたら、二泊分の荷物を持って、RYEへ出発です。
2時間半くらいのドライブ。 しかし〜 地図を忘れたっ!(^^;) 良かったよ、あっちゃんが地図持っていて。へへへ。 そうそう、あれは、RYEまで、あと30分くらいだって所を走っていたとき。 道は直線で、右に海、左に丘陵が広がっていたところ。 正面には小高い丘が、左右に広がっていて、道路はその丘の右の方をぐるりと回って海の近くへとのびていた。 ふと正面の山の上の雲を見たら、人の顔のように見えた。それも風に流れて、いろんな風に形を変えていた。 オーストラリアの空は、日本では絶対に見られない空だ。 雲の形や高さが日本と違う。 夕方には、空が7色に染まって日が暮れていく。 雨上がりの夕暮れは、東の雲に西日が反射して、街中がオレンジに染まる。 毎日毎日、私たちは、この色のスペクタクルを見る幸せに恵まれている。 なんて幸運なんだろうと、オーストラリアの大地を毎日踏めることができる現実に、感謝するひと時なのであった。 そんな風に変化する雲を、ぼーっと見ていたら、なんだか人の顔が浮き上がっているように見えてきた。 前の日は、緊張してなぜかよく眠れなくて、5時間しか寝ていなかった。 「まさか、壊れてないか?自分?」 「ありえない!ありえない!」 なんて一人で焦りながら、雲を見ていたら、なんだか大天使ミカエルの顔のように見えてきた。 じーっと見ていると(これって、よそ見運転だよねぇ〜)徐々に顔の形を変えて、微笑から、にっこり笑った顔になった。 「だいじょうぶです。全て完璧に物事が進むでしょう。心配要りません」 本当は、ドルフィンスイミングって、ドルフィンが見れないこともあるんですってっ! それを知ったのは、12月。 もっと早く教えてくれよ〜 と思っても後の祭りだった。 なんたって、野生のドルフィンだから、どこに居るのか皆目見当もつかず、船よりも早く移動する彼らを見つけるのは、ちょっと難しいときもあるそうな。 ジェットスキーや、モーターボート、網を下ろして違法漁をする人など、心無い人がドルフィンたちを、海岸の近くから追い払ってしまうのだ。 せめて、見るくらい見たいじゃないか! みんな日本からわざわざ来ているのだし、見れなかったら本当にがっかりしてしまう。 走りながら、どーしよーかねーと、見ても居ない未来を想像して困っていた私に、ミカエルは優しかった。 すーっと、私から不安を消し去り、喜びと幸福感で満たしてくれた。 「みんなを連れてきてくれてありがとう。よく連れて来てくれました。だいじょうぶ。何が起きても、それは必然だし、間違いなくみんなが幸せになる方向に進むから」 明日は、何があってもドルフィンが見れるんだ!と、根拠の無い確信が、私の身体いっぱいに広がった。 RYE到着。 ホリデーアパートだから、リビングルームとベッドルームがあった。 まぁ、ホリデーアパートにしては上出来。 ヒーターもあるし、リネンもタオルも奇麗。 心配していたリビングルームも、ちょうどいい広さで、こちらも良かった。 この地域のホリデーアパートは、最低3泊〜1週間ってのが相場で、2泊のアパートを探すのは大変だったらしい。元旦那の妹が旅行会社を経営しているので、こういう難しい事は彼女にお願いしたのだった。良かった。大正解! 一通り、片づけが終わったら、水とレタスを買いにスーパーマーケットへ行った。 実は、現金も下ろして用意していたのに、全部、まるごとメルボルンに忘れて来ちゃって、再びATMへ走った稚恵子。 テキストもプリントアウトしたと思っていたのに、全部していなくて、ニュースエージェンシーへ行かなくちゃいけなくなり、スーパーマーケットの後、再び車で移動した。まったく、忘れ物が多いのぅ〜
RYEのニュースエージェンシーでコピーを終えて、カフェでお茶してからアパートへ戻り、初日のワークショップ! 毎日、テーマと宣言があり、テキストにして渡していた。 1日目のテーマは「神の導きにゆだねる」 まず、始めに、マナの世界の概念を説明する。 結局、人は自分が体験したい事を現象化しているにすぎない。 誰だって苦しいことを選ぶわけが無い。 しかし「苦あれば楽あり」と思っているのなら、そのような現実が来る。 どこへフォーカスするかが問題なのだ。 フォーカスした方へ、あなたの創造のエネルギーは流れていく。 腐敗した社会をフォーカスするか、幼子の笑顔をフォーカスするか、選択するのは自分だ。 苦しく辛い現実は嫌だと言いつつ、社会や人のマイナス面ばっかりフォーカスし、この世のあれこれに文句を言い、今の環境に不平不満だったら、その現実にフォーカスしてしまいすぎて、さらにマイナスな現象がやってくる。 それがこの宇宙のルール。 避けて通れない、ルールなのだ。 だから、争いも法律も差別も無い社会をフォーカスしよう。 一人一人が、調和的だったら、あえて問題を探す必要もなかろう? 自分の中の、わくわくするような、キラキラするような、考えるだけでエネルギーが上がってくることをフォーカスしよう。 次は、身体を使ったアファメーション。 我が身は神の宮代。 この世は3次元。 人は、声を使い意思疎通を行う。 これをちゃんと理解したら、間違いなく現象化できるアファメーションの言い方がみつかる。 みんな、自分の感覚で、喜怒哀楽、それぞれの感情から出る声の響きを身体で感じ、こんな声の響き方をしているときは、自分は悲しいんだ、怒っているんだ、嬉しいんだ、なんて理解できたら良いなぁ〜 なんて、自分を知る練習のあと、エネルギーを身体に引き込み、アファメーションを言う練習。 この練習をしながら、おもしろい事に気づいた。 メンバーは、長女が三人、末っ子が二人。 長女は、悲しいとか怒っているとかの声を体感しやすいのに対して、末っ子は楽しいとか嬉しいとかの声を体感しやすかった。 長女ってのは、小さい頃から、親たちのモルモットで、言う事する事全てが彼らにとって初めてだから、親は過大な期待をしてしまうし、また、子供の自分もそれに答えようと無理してしまう傾向がある。 もちろん、大人の期待通りにできるわけもなく、結局、自己否定して自信がなくなるか、言いなりになりすぎて個性を出すのを恐れてしまうか、どちらかの傾向を持ってしまう。 末っ子は、黙っていたら忘れられてしまうから、なんとか忘れられないように、人の心をひきつける技を常日頃磨く。 ちゃんと人の様子を見て、こうしたらこうなる!という独自の理論を構築。そうやって、痒いところに手が届くくらい、人の心が読めるようになってくる。 しかし、人の心をひきつけるべく行動し、人を喜ばせる事で自分の存在価値を計っていると、自分と他人の差が見えなくなってくる。 すなわち、その考えは自分が本当に良いと思っているのか、特定の誰かを喜ばせることができるから良いと思っているのかがわからなくなり、他人と自分の境界線が見えなくなるのだ。 長女には長女の良いところがあり、末っ子には末っ子の良いところがある。 話を聞いてみたら、長女は末っ子の良いところができないために、うらやましがったり、自分を否定していたりしていたのに対して、末っ子は長女の行動力と強さにあこがれ、自信を持って動けない、何をするにも不安でいっぱいな自分は良くないんだと思っていたらしい。 これには、メンバーみんなが驚いた。 まさか、長女や末っ子と言う、家族の中の立場や役回りが、ここまで自分に影響を与えていたとは、誰が信じられるだろう??? こういう長い時間をかけて、潜在意識に刷り込まれた情報は、過去世からの影響よりも強く「今」に働きかけてくる。それも、無意識に防御する形で、恐怖や不安というものになってやってくるのだった。 そんな話をしながら、おねーちゃんや妹として、相手を疎ましく思ったり、相手をずるいと思ったりすることがあっても、実は、その相手には、自分が今まで気づかなかった悩みがあったんだと知り、兄弟姉妹への共感や、自分の周りの人への共感が、少し生まれたらしい(^^) 「共感」これさえわかれば、自分勝手ではいられなくなる。 誰かが痛いと言い、その痛みを全てのレベルで理解できたなら、あなたはその相手を愛さずにはいられなくなる。 癒しは「共感」が起きて、初めて本当の癒しとなり、あなたの中に落ちてくる。「共感」の無い癒しは、空想の癒しに過ぎない。空想を重ねた最後に「共感」が生まれるのだろうか。 それほど、人は「共感」に対して、強固な思い込みと巨大な抵抗がある。 そして、それは、誰も壊してあげることはできない。 自分で、壊し、取り払うしか方法がないのだった。 分離を正当化する壁。 私は、その思い込みと抵抗を表面化させて、意識の上に認識させてあげることしかできないから。あとは、自分でなんとかするしかないんだよ。 でも、君が思っている以上に、それは、痛くも苦しくもなく、ただ、あたたかく幸せになるだけなんだよ。 そして100回アファメーション。 声に出して、同じアファメーションを100回連続で言う。 70回目位のときに、止めたくなった。 「あたしって、主催者でしょー!どーしてみんなと一緒にやらなくちゃいけないのさー!」 と、内側の稚恵子が騒ぎ出す。 ここで迷ってはいけない。 単純な事なのだ。 100回言うって決めたから言う。ただそれだけ。 それだけの理由で70回、80回と進んで行った。 すると90回くらいになって楽になった。 内側から、ぶぉおう〜!と扇風機で吹き上げられたように、エネルギーが上がってきた。 これぞ、ランナーズハイ、70回の壁、限界の向こう側。何とでも言ってくれ。 最高に気持ちが良いんだ。。。(^^) その後、エンジェルカードのデッキ7種類のうちから、一人、一種類、手にして、みんなに1枚ずつ配った。 参加者が5人なので、自分の分を抜いて、一人5枚。 それぞれのデッキから、1枚ずつ、5枚のカードが目の前に並んだ。 しかし、これが面白かった。 各人のテーマってものがあったのだけど、見事にこのテーマをサポートするメッセージが集まっていたのだ。 多分、同じメッセージは、一つのデッキにあるか無いかだろうに、一人の人のところに、あちこちのデッキから、見事に同じメッセージが集まったのだった。 ここまで見事だと、驚くのを通り越して、固まってしまう あやちゃんは、5枚の「スタート」や「はじまり」のカードを並べて固まっていた。 エンジェルカードはなんぞや?って感じだったので、まず、自分で買う前に、私のデッキで試してみたら?なんて言っていたのだけど、しょっぱなから洗礼を受けた彼女は、目がくるくるしていた。 他の4人も、それぞれのテーマのカードが見事に集まり、きゃーきゃー言いながら、カードの意味を訳し、5枚のカードを関連させてメッセージをはじき出したら、各人の5日間のテーマが出てきたのだった。 稚恵子は「全て上手くいく」「神を信じよ」「安心せよ」ってなメッセージが来た。 「稚恵子さん、心配してるの?」なんて言われたような気がした。 当然だよ。 大事な宝物を5人+2人も預かっているのだから。 心配しないでいられません。 神様、ミカエル様、私の心配を全部お渡ししますから、私たちに楽しい日々をくださいまし!! 初日のカードは、紹介がメインだったので、こんな風に遊んでみたのだけど、あまりの意外な結果に、みんなドキドキ、興奮しながらディナーへ行った。 この間、たけちゃんとみまちゃんは、隣のお部屋で静かにテレビを見たり、任天堂DSをしたり、トランプで遊んだりしていた。おとなしく待っててくれてありがとう(^^) ここは、ポートシーホテル。 正面はこんな風にヨーロッパチックなのだけど、中に入ると大きなビストロがあり、庭からビーチへ降りていける。 この写真は、ホテルのサイトから拝借したのだが、この日は、こんなに天気は良くなかったのだった。雨も降っていたし、ビーチには下りて行けなかった。 大量に運ばれてきた食事に、きゃーきゃー言いながら、全部食べちゃった私たち。 この時、私たちは、とっても幸せだった。。。 お話はさらにつづく〜 〜案内人 稚恵子〜 |
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